佐久市には、様々な種類の飲食店があり、昔からある伝統のお店もあれば、新しく出店したお店もあります。そのようなお店がお互いに手を取り合いながら地域を盛り上げていく土壌があり、その土壌を支えているのが各地区の料飲組合や商店街などの取組みがあります。
今回は、「がんばろう佐久!応援事業」以外にも、10月から販売される39プレミアム(佐久市プレミアム商品券)において独自の取組みや事業協力をされている岩村田地区と中込・野沢地区をそれぞれ取材しました。

○39プレミアム(佐久市プレミアム商品券)について
市では、新型コロナウィルス感染症により大きな打撃を受けた地域経済の緊急対策事業の一環として、消費者の購買意欲拡大と市内事業所等の売り上げ増進により、地域経済の活性化を図るため39プレミアム(佐久市プレミアム付商品券)を販売しています。(※予約申込は既に終了しております。)

【岩村田地区】岩村田料飲組合会長 かつ栄 清野 正己さん(取材先:かつ栄)

岩村田地区で岩村田料飲組合会長を務める清野さんよりお話をお伺いしました。

清野さん

—岩村田料飲組合の取り組みについて教えてください!

2月、3月と新型コロナウイルスが日本で確認されて以来、飲食業をとりまく環境は日を追って厳しくなりました。特に東信地区で感染者が出始めた頃、どうやったら感染拡大からお客さんや自分達の店を守ることができるかと悩む中、ある事例をヒントに1つの方法に辿りつき、実践してきました。

その方法とは、ご来店いただいた全ての方のお名前と連絡先を把握することです。こうすることにより、もし感染者が出てしまった場合にはすぐにお客さんと連絡を取ることができ、また、お客さんを把握することによってニュースなどメディア上での店名公表をしなくてもよくなり、自店を風評被害から極力防ぐことができるようになります。

この独自の取り組みを当店では8月16日から行い、8月中には同様の取り組みをするようにと岩村田料飲組合へ呼びかけています。ご来店いただくお客さんにも料飲組合員にも双方向に安心が持てる取り組みができたのではと思います。

—新しい動きやお知らせしたいことなどありますか?

佐久市の“39プレミアム商品券”の発売に合わせて佐久商工会議所で取り組んでいる“どっきりぴったりプレミアム”は、佐久市内の飲食店を含む事業所の経済活動を活発にするとても良いきっかけとなると思います。39プレミアム商品券利用時に1,000円や3,000円、5,000円など使いやすいぴったり価格のサービスや商品を提供いたします。

当店の“ぴったりプレミアム”限定サービスをご案内すると、例えば、宴会コース+飲み放題付+税込みで5,000円ぴったりコースや、当店特製のロースカツ、ヒレカツ、エビフライのテイクアウトセット(各1人前)を3,000円でご提供など、通常価格よりお得なコースやセットです。各事業所ごとに智恵をしぼった様々なお得な商品やサービスが提供されますし、岩村田地区でも多くの飲食店や企業が参加しています。是非この機会にご活用いただき地域経済を盛り上げていただければ幸いです。

ぴったり3,000円 ぴったり5,000円

—最後にひとことお願いします。

コロナ禍を通じて、常連さんに助けていただいていることを実感しています。4、5月と日本中で外食を控える傾向にある中、当店ではテイクアウトで支えてくださった常連さんが多くいらっしゃいました。中には会社のお弁当をということで100食のご依頼をくださった方もいらっしゃいます。本当に有り難いことです。

この半年は特に飲食店を中心に新型コロナウイルスの影響を直に受けた企業がたくさんあります。それでも従業員さんのためにお店をたためないと踏ん張る事業主さんも多くいらっしゃいます。そのような中、8月には地域経済の活性化を目的とした店舗等利用促進券「がんばろう佐久!応援券」が佐久市から発行され、反響も大きく当店でも多くのお客さんにご利用いただきました。これからGO TO イートなども始まりますが、国や県・市町村の政策や商工会議所の企画は大変有り難く、有効利用させていただいています。多くのお客さんが安心して飲食店を利用できるよう、一日も早い新型コロナウイルスの収束を願います。

かつ栄では席を1席空けるなどのソーシャルディスタンスや個室または広めのお部屋のご提供、アクリルボードやアルコールの設置によって、
お客さんから“安心して会合が開くことができます”とお喜びの声をいただいています。

【中込・野沢地区】佐久市ホテル旅館組合長 中込商店会協同組合副理事 中込料飲組合理事 佐久イン清水屋旅館 清水秀三郎さん(取材先:清水屋)

中込地区の役職を併任する清水さんより中込・野沢地区の取り組みなどについてお伺いしました。

清水さん

—中込・野沢商店街ではお得な企画が開催されるとお伺いしましたが・・

佐久市では10月19日より“39プレミアム商品券”の発売が開始しますが、のざわ商店街振興組合と中込商店会協同組合では初の合同企画として“39プレミアム〜倍返しで恩がえし!!〜×ドキドキ宝くじ”という事業を開催します。39プレミアム商品券を野沢・中込商店街の同企画参加店舗で利用すると“39プレミアムドキドキ宝くじ抽選券”がもらえ、後日宝くじの抽選で244名の方に、次回参加店で利用できる商品券が当たります。是非このビッグチャンスをご活用ください。

—佐久市ホテル旅館組合の取り組みについてはどうでしょうか?

佐久市ホテル旅館組合では、中込地区にある(株)土屋酒造店が製品化した高濃度アルコールを利用しています。これは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いアルコール消毒が不足したことを受けて、(株)土屋酒造店、千曲錦酒造(株)、戸塚酒造(株)の市内醸造会社3社によって地域貢献を目的として開発され、5月には製品化したものです。醸造会社が消毒剤としてのアルコールを作るためには許認可の手続きが課題だったようですが、出来る限り早い供給と、低価格を心がけてくださったようです。このように、地域の企業の支えによって地域が守られていることに感謝いたします。

ホテル旅館業については、佐久市の新たな取り組みとして、市内ホテル旅館参加店に宿泊した方に対して1泊につき3,000円分の飲食や土産品に利用ができる商品券(最大2泊分)が配布される“トラベル応援券”が11月下旬より開始します。新型コロナウイルスの感染拡大への対策を十分にこうじながら、GO TO トラベルやGO TO イートを起爆剤として少しずつでも人とお金の流れが戻ることを期待したいと思います。

—最後にひとことお願いします。

佐久市では、2019年10月の台風19号災害による忘新年会などの自粛ムードが止まぬまま、新型コロナウイルス感染拡大による歓送迎会の自粛までつながってしまいました。本当に仕方のないことではありますが、佐久市内飲食店にとっては大打撃でした。とは言え立ち止まっている訳にはいきません。飲食やホテル旅館業に携わる人間としては、自主管理体制や衛生管理、新型コロナウイルス感染防止対策に対して地道にまじめに取り組み、お客様が安心してお来しいただける環境づくりに日々努力をしていきたいと思います。